いろいろとネットや本で人の性格について調べ物をしていいたら、HSPという言葉を見つけた。
そして、もしや?と思い調べてみた。
HSPとは、HighlySensitivePerson(ハイリーセンシティブパーソン)の略で、すごーく簡単にいうと普通の人よりすごく繊細な人という事。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士という人が提唱した概念。
国籍、性別に関わりなく、5人に1人は当てはまるそうだ。
そしてこれは病気ではなく、生まれ持った“気質”らしいので後天的に変えることは出来ない。
HSPは、DOESという頭文字であらわされる4つの特徴を兼ね備えているとされている。
◆Depth Of Processing・・・処理の深さ
感覚的に刺激を受けやすく、深く物事を考え処理する傾向がある。
◆Overstimulated・・・刺激を受けやすい
人の態度や感情などから受ける刺激が非HSPに対して強い。
◆EmpathyAndEmotionalResponsivess・・・共感しやすい。人の気持ちに振り回されやすい。
映画や本などに感情移入しやすく、人が怒られていたりすると自分が怒られているような感覚になる。
◆SensitivityToSubtleties・・・感覚がするどい
強い光や音が苦手。臭いや触覚が敏感。
HSPは、その繊細さによってあらゆるリスクを想定し回避しようとする。人間だけでなくネコやイヌの哺乳類やハエなどの昆虫まで同じ傾向がみられることから、生物の生存本能ではないかとも言われている。
ここ数年で日本でもかなり浸透してきた言葉みたいだ。
ネットには、自分がHSPかどうかを質問形式で分かる診断サイトもいくつかある。
いくつか診断を試してみたら、俺は中レベルのHSPだった。
HSPがナンパをするにあたって障害になるであろう特徴を考えてみた。
・相手の些細な言葉が気になって忘れられない。
・人ごみや刺激の強い場所が苦手
・人と長時間いると疲れる。
・相手の言葉に対して深く思考(特にネガティブ)し、自滅する。
特にこのあたりか・・・
まずストリートでのアプローチ時は・・・
・人ごみの中という強烈な刺激
・周りに人がいっぱいという気づかれ
・女の子からの断り言葉(些細なものから強烈なものまで)
連れ出し後(カフェ、居酒屋)
・他の客が周りにいっぱい。ガヤガヤしている。カフェなどの隣のとしきりがなく、こちらの会話がまる聞こえのシチュエーション。
・初対面の女の子と相対する。
・女の子からの自分を否定してくる(もしくは勝手にそう捉えてしまう)言葉
・沈黙
・女の子の明らかに楽しそうではない態度
クロージング
・断られる
・勇気が必要
・・・etc
もう、ナンパという行為はHSPとってはとてるもない刺激だらけだw
俺の場合、特にアプローチ時の刺激が半端ない。
50人、100人と声掛けしても、多少の慣れはあるが、一人に対する気疲れがいっこうに無くならない。
アプローチが出来なければ女の子と話すチャンスも作ることが出来ない。
これが本当に一番の壁だな・・・。
しかし、HSPにもいいところはあると思った。
それは連れ出し後の会話。
HSPは相手の感情を敏感に感じ取り(合っているか間違っているかは別として)、相手の話に共感する能力に長けているので、そういった意味では心を開きやすいともいえる。
これは実際に俺も実感はしている。
アプローチに比べたら、連れ出した後の方が自分自身、多少なりとも自信がある。もちろんまだまだ磨く必要はあるが。(クロージング出来るかどうかは別として)
自分がHSPだと分かった時、マジか・・・という気持ちと同時に正直ホッとした気持ちもあった。
今まで、何とか地蔵を克服しようとしてきた。合流させてもらえる周りの人は、あんなに声を掛けれてるのになんで俺は出来ないんだ・・・。
声掛け出来ない自分がほんと情けなかった。
でも、根本的な理由が分かってすごく腑に落ちた。正直、涙が出た。今まで自分がHSPとも知らずによく頑張ってきたな自分と褒めてやれた。
で・・・
自分がHSPと分かったところでどうするか。
アプローチにおいてはおそらく、バンバン声掛け出来る人のような慣れのレベルには成れないだろう。
でも、やっぱりここまでやってきて諦めきれない。年齢ももう40半ばだ。
刻一刻と老いは進んでいる。
引き続き、自分はHSPと分かった上で、アプローチ、地蔵をどう攻略していくか考えていこうと思う。